DORA麻雀 コンビ打ち パート2
さて、この話の続きです。
今回の流れを私なりに解説してみます。
まずトップの人はとりあえず上がりに向かいましたが、無理に上がるつもりはサラサラありません。
9ピンと何かのシャボでテンパイしている時に7ピンを持って来た時、勿論トイトイにこだわる理由など全くありませんし、7ピンをとっておいて後から6ピンが来れば両面にもなります。
更に、場を見て9ピンよりも7ピンが危険だと判断すれば尚更9ピンを切ります。
次に2着の人の考え方も私なりに解説してみます。
トップまでの点棒がかなりある場合、2着を死守する時に考える事は自分より下位の人に上がらせないことです。
もしも3着との点棒差が6000点だったとします。
初心者さんはここを是非理解していただきたいのですが、
今回のような場面では、トップに3900点〜5200点をワザと振り込むという事も普通に考えているのが上級者なんです。
ワザと振り込む技術
このワザと振り込む時に最も重要なのが、振り込む点数です。
今回の例ですと役牌を鳴いているという事なので、「中」を鳴いていたとしましょう。
ここで慎重に場の捨てパイを見ます。
- 「中」以外の他の字牌がアンコやトイツの可能性は?
- ドラは何枚入っている可能性があるか?
- 混一色の可能性は?
- 混一色なら一通の可能性はあるか?
といった事を判断するのです。
今回のように「中」を鳴いてる時に以下のような情報が得られたとします。
・他の字牌は既に全部切れている。
・ドラは全て無いことも分かった。
・混一色の可能性は残っている。
・1ピンが4枚切れているので一通は無い。
・しかしトイトイの可能性は残っている。
といった状況です。(このパターンは実践でも結構あります。)
もしも3着の人の手が早そうならば、一刻もはやく1着の人に上がってもらいたいものです。
ぐずぐずしていると1着の人はスグにオリに回ってしまうからです。
トイトイの可能性は残りますが、実はトイトイという役はもともと可能性があまり高くない役です。
特に1着の人は、手牌に安全牌が欲しい時にパイの種類が少なくなるトイトイはあまり狙いませんし、更に役牌を鳴いているのならシャボ待ちにこだわらずに両面や両面への変化が期待出来るカンチャンを選ぶ事が多いのでトイトイの可能性は更に低いと言えるのです。
ですのでここはトイトイは無いと決めて、振込みに回ることも十分考えられるのです。
これは上級者が本当に実際よくやる打ち方です。
どのタイミングが打ち込み易いか?
さて、2着の人が一刻もはやく1着に振り込みたいと考えた時、どのタイミングでどのパイを切るのが最善だと思いますか?
それは・・・中盤あたりに数巡ツモ切りが続いた後、手の内から数牌が切られた時その近くの牌が当たりの可能性が高いです。
(あくまで1着の人があがりに向かっている時に限る)
つまり今回の例のように、9ピン9ピンから7ピンを持ってきて9ピンを切るというパターンがそれにあたります。
そこで2着の人がすかさず9ピンの近くの8ピンを切るという事はコンビ打ちどころか、むしろファインプレイと言えます。
これをコンビ打ちと決め付けてしまっては、せっかくのファインプレイをした人がかわいそうですね。
このように初心者の方にはまだ理解出来ないような打ち方があります。
だから麻雀は奥が深いといわれるのです。
単純に数字を揃えて毎回自分が上がろうとするゲームは、ただの
"積み木遊び"です。
勿論、初心者が今回説明したような打ち方が出来ないのは仕方のない事です。
しかし!私が言いたいのは初心者の方は知らない事が多いわけですから、おおやけの場でコンビ打ちだ!と決め付けて発言して欲しくないという事なのです!
世の中の事で多くの人達に浸透している事って、結構どれも奥が深いものです。
物事の表面だけしか見ないで批判する人は、初心者とか関係なく何事に対しても浅はかな知識で周りを批判しているのでしょう。
個人的にはDORA麻雀人口が増えて欲しいと思っていますが、そういった人達には速やかに退場して欲しいものです。
後半はかなりアツくなってしまいましたが本心です。
人や組織などを批判する時は、相当な知識や証拠、裏付けをもってからにしましょう!
私が今回のメールの回答で 「情報が少ない」 といったのはそういう事です。
しかし!残念ながら ごく少数ですがコンビ打ちをしている人もいると思います。⇒コチラ